飲食店監督、ワリドの巻
勉強などしたいとき、落ち着きたいときに行くカフェはディプロマットホテル横の通りにあるカフェなのですが、
このカフェはどうやら、従業員が、特にコーヒー担当がころころ変わります。
給仕のカーレドと、全体監督のワリド、いつもシーシャをふかしているだけのオーナーだけは
固定メンバーで、行くたびに、構ってもらっていた
カーレドは日曜以外ならいるけれど、最近になり、監督のワリドがいなくなっていた。
ワリドは給仕もコーヒー作りもしないけど、全体を見渡し、足りないところを補うような、
不思議な雇用体系の中生きていた。だからなんだか、カフェの雰囲気を作り出すような、
そんな存在だったのです。
それがいなくなったものだから、今思えば確かにまた様子がちょっと違ったけれど、
私は正直気付くことなく、週に2度くらいはまだまだ通っていたのです
土曜日に文房具を買いにラマルサに行ったら、サンドイッチ屋の中から私を呼ぶ声がする
誰?こわい!!
よくみたら
ちゃっかり顔のワリドだった。。
あれ、あっち辞めたの!なんで?と聞くとワリドは
「給料も、客層も、時間帯もこっちの方がいい。こんないい条件ってないでしょ。」
確かに…
チュニジア、飲食に限らず、忠誠心など特になく、条件に従ってころころと転職する人、多いです。
ワリドはこのサンドイッチ屋でも監督で、サンドイッチを作ることなく、座って、新しい店なのに指示出しです。
特権階級だ。
ワリドに会いたい方、ラマルサ駅おりてすぐの通りの2番目の店、角っこ、デパートのゼフィールの近くです
スペシャリティーは牛サラミとチーズのサンドイッチ、3DT
ボリューミーで美味でしたよ。