コプト・フワー

最近ワニ殺しで話題のベルベデール公園

散歩に最適な、緑豊かな公園です。

 

きのう、友人とベルベデール公園前で落ち合うと、

「コプト・フワーって知ってる?」

という。なんだそれ、カフェ?って聞いたら、

「とりあえずいいから着いて来て」

と言うので、友人の後をついて、ベルベデール公園の坂道をずんずん上がる。

 

10分くらい歩くと、あ、ありました。

途中説明してくれたことには、ベイの時代のキオスク的な存在だった建物、らしい。

ドーム状の屋根をアラビア語でコッバ、風のことをフワー、といい、

「風通しの良いコッバの建物」というのが転じてコプト・フワーという名前になったとか。

見ての通り壁がなく吹き抜けになっていて、チュニスの街を見下ろすことの出来る

とても心地のよい場所でした

 

アンダルシアのスタイルが混ざった装飾が綺麗

 

残念すぎるのが、ほったらかしにされてて保存状態最悪、

血の気の多いお兄ちゃんが筋トレしたり、時にはこの中で球あそびなぞするものだから

せっかくの透かし彫りもぼろぼろ、、、

反対側は無事

落書きも多数見られるのがとても残念だった…。

 

ラマダンの際には、照明なし、音響機材なしの伝統音楽の演奏会などもここで行われたそう。

なかなか味のあることするな!と思ったわけです。

 

せっかくの建物、国はほったらかしでぼろくなるばかり

復活のためには外国の金と知恵と技術が必要、と友人は言っておりました

日本のどなたか、修繕してくださいな