理解が不能になるインテリのディベート
先日友達の働く劇場カフェで本に関する講演がありました。
「体の権利」という本の著者による講演で、私が着いた頃は中盤に差し掛かっていたが
既に満席。立ち見客も随分いた。
チュニジアの講演、私は大きな問題、抱えてます。
いくら興味あっても、アラビア語・チュニジア語・フランス語と少し英語をきっちり分かってないと、
耳がついていかない。
「インテリ」のおっちゃんもおばちゃんも、とにかくどの言語でも思いついた単語をペローンと出してしまうので、
混ざり具合がはなはだしい。私は特にフランス語が著しく欠落しているので、
重要単語をフランス語に置き換えがちなチュニインテリの難しい話はものすごく理解が不能。
そんな私のことなどもちろんお構いなく、とにかく講演は進んでいく…
また別タイプのインテリになると、今度はフスハーが混ざってくるのでさらにこんがらがる。
フランス語からフスハーという難しい言語から難しい言語を行ったり来たり、
私たち外国人はひたすらおいてけぼり、ちんぷんかんぷんにおわる。
私が困っている様子を見ていた友人は、
「ノートにわかんないこと書いてくれたら後で教えるよ~」
と言ってくれたが、
そんな同時多発色んな言語のディベート、書き取れない…
結局、
「全部分からないから全部説明して」
ということで落ち着いた。
チュニインテリの理解、これはチュニステイの鍵かもしれません。
貧しい地域の人の言語も別の意味で理解できないが、インテリもなかなか鬼門だなと思います。