トゥジェン、弾丸

諸事情により、南部ガベス県にあるトゥジェンという村に弾丸で行きました。

小さい村で、交通の便が悪い。メドニンまで行って、車で迎えに来てもらわなければいけません。

今回は私がすぐに戻りたかったので

 

トゥジェンは綺麗な景色が有名。

晴れの日に山間から眺める景色は息を呑む美しさです。

前に行ったときの写真

今回はあまり時間がなく、朝少しだけ散歩しました。

トゥジェンはオールド・トゥジェンとトゥジェンに分かれていて、オールド・トゥジェンはまんま、村といった感じ。

車がないとなかなか移動できないですが、その辺のおじさんに話しかけると少しの距離は移動させてくれます。

朝のトゥジェンは平穏そのもの。独特なアーザーン男たちの、日の出とともに女の人たちの、朝が始まります。

トゥジェン、上から

こうした村の通りで、女性を見かけることはあまりありません。

主に家事にキリムや絨毯作りに励んでいます。

野菜などは野原からとってくるし、卵は買っている鶏からとるいわゆるアラブ卵(チュニジア、オーガニックのものの多くはうんちゃらアラビーと呼びます)。オリーブオイルも自分で絞るので、女性の家庭での労働すさまじい。

 

なので、外はどこに行っても、男、男、男

カフェに男たちが溜まっているのは全国共通ということを確認

村の中はシンプルそうに見えて、狭いからこそ色々な人間関係渦巻いてます(詳しくはよく分からないけど、日本の村と似ているんだと思う)

そこはかとなく香る牧畜のにおいが、宮城の田舎を思い起こさせる

 

日曜日の3時にチュニスを出て、月曜日の真夜中には帰ってきました。

移動で8時間ほど取られるので、半日くらいの滞在でありました。

 

こうした村に長期滞在し、調査する人がいますが、

村の生活はチュニスのような都会と全く違うので、すごくしんどいんじゃないかと思います。

ともあれ、美しい自然と文化が残っているこの村、おすすめです。