出張チュニジア人 アテネのチュニジア人たち

お休みをいただいてギリシャに行っていました。

ギリシャはトルコに近いことから、アラブ系で言うと難民が多いようです。アテネのオモニアという広場に行くと、アラビア語や南アジアの言語が聞こえてくる。

シリア人が多く集まるカフェなどがあります。エジプト系の人も良くみかけますが、クリスチャンが多いみたいです。

オモニアにあるアラブ人向けカフェ

チュニジア人はというと、街中でそれらしき人を見かけることもありますが、他のヨーロッパの都市に比べ少ないなという印象。

私はチュニジア人の友人が住んでいて、何度か遊びに行きましたが、前まではあんまりいないよ、と言っていた。

 

ところが今回、最近どう、と聞いてみたら、友人の働く会社(カスタマーセンター)で積極的にチュニジア人が雇われ始め、最近では200人近く同じ会社にいるようになったそう。

 

アテネのカスタマーセンターは多部門が多言語のチームで構成されるようになっており、もちろんフランス語パートがある。

フランス語ができて、自国に帰りたくないがためにすぐにやめることのないチュニジア人が会社に好まれ、増えてきてるのだとか。(フランス人やカナダ人などは数ヶ月でやめるらしい)

お給料はギリシャ人の平均より多くもらえるので、ストレスあれど悪い仕事ではない。

評価が下がると首になるが、チュニジア人は首になっても部門を変えるなどしてみんな必死ですがりつくのだとか。どんだけ帰りたくないのか、と考えると、ちょっと悲しいですが。

ともあれ、ギリシャは気候よし、地中海らしい人のウェルカム感もあるので、チュニジア人はとてもあうと思う。

仕事は、どうしても99セント返せ!など、いちゃもんの処理で、聞いていると頭が痛くなるが、それでもチュニジアよりはまし、と豪語する彼ら。

みんなそれぞれアテネを気に入り、頑張っている。

あなたのまわりに、フランス語がよくできてくすぶっているチュニジア人が周りにいたら、お勧めしてあげるといいかもしれない。