真夜中に出歩く

日本人の友人とチュニスで会う際、私にはちょっとした悩みがございます。

うちに呼べない。

うちはあまり心地の良くない場所に位置しているので、じゃあちょっとお茶でもしに来てください、

というわけにはいかない。

綺麗なかばんなどはすべてあきらめ、携帯も家に置いてきてほしいし、

背後に注意を払いながらでも来たかったら、来てください。

という気持ちでいます。

そんな覚悟をもってでも来てくれた数々の日本人の方々にはいつもありがとうと思っています。

 

そんな地域に住んでいても、時に夜、散歩したくなるのが夏というものです。

9時や10時ごろになると、そう感じる暇なチュニジア人の友達から暇だ、と連絡がくることがあり、

夜の徘徊にくりだすのでございます。


9時頃だとまだ電車が通っていますが、本数が少ないので、どうどうと線路上も歩く。

チュニジアだとみんな歩いているのでTwitterで炎上しません。

リベルテ通りから少し回って、パステューユ広場で待ち合わせたのち、オリンピック公園まで歩いて

ダボザメ(ボトルの水)を飲みながら彼らの悩みを聞く、というのを最近2回やりました。

 

夜に人と歩くのってなんだか特別で好きです。それも2人きりが好き。

色々な秘密を打ち明けてくれるので、ためになる。

 

夜歩きのもう一つの醍醐味は猫様との出会いです。

通勤や日常で使わない道などをくねくね歩いていくと、新顔の猫様たちに迎えられる。

くそう、かわいいな。

 

真夜中にカメラをもって出歩くのはとてもよくないけれど、友人付きなら少し安心です。

お散歩友達は常に募集中。