大家とのたたかい

長いアパート探しの末、ようやっと納得のできるアパートを見つけました。予算は完全にオーバーながら、場所、サイズ、美しさ全部合格。友達が住んでいるので中を見せてもらい、大家さんにいつでもいいから入りたいですとアピールしまくっていたら、先週電話があり、もうすぐ空くので、どうぞ。ということだった。

私の今の家の契約がちょうど切れる翌日からあくという最高の条件であっただけ、私は即決し今の家の大家に連絡をする。彼は遠方に住んでいるためほとんど顔を出さず、いつも家賃も送金にさせてもらっていたのに、引っ越しが決まった途端、すっ飛んで家まで来た。

外国人はたいてい2カ月分デポジットを払うんですが、大体返ってこないので、私はこれを最後の2カ月の支払いに充てるという旨を伝えた。しかしかれは納得しない。それとこれとは別なんだ!という主張の下、とりあえず支払いをせよ、お金は返すから、という。

自分も大家も銀行にいって大金を引き出し、結局同じ金額をやりとりするというのは訳がわからない、という主張で私も私で押し通す。なぜなら、渡した金は返ってこないのがこの国であることを、身をもって経験しまくっているから。

すると出てくる出てくる、無言となっていた後払い料金

市役所に払う税金45DT、まったく知らされていなかったアパートの共益費、などなど、全部私が持つことになっていた。

まぁ、なんとなくわかってたけど、やっぱり、なんだかんだいって1ミリームも返したくないんだろうなっていうね。

前の家でも、出るかもしれない、といった瞬間態度が急変し、嫌味を吐かれ、いやな思いをした。2カ月前に報告というのが礼儀なので、わざわざ知らせに行ったんですけどね。日本的に礼儀を重んじていると損します。さっとドロンするのが正解っぽい。

チュニジアの家でメンテナンスがすみずみまで行届いているところは少なく、自分であちこち直しながら住むんですけど、来た時より良くしてあげても、とれるものはとってこようとするし、こっちも強い心を持ち出し渋りをするべきですね。

 

イギリスにいたときのベトナム人オーナーは、大変気前良く、月の真ん中で退去しても

「すごい綺麗に使ってくれたから。」

と、きっちりデポジットを返してくれたものです。あっさり系ならお互い気持ちいいのになぁ。

この辺で人間性でるよなぁ。

と、同時に、自分も結構あさましくなったな、と思うのであった。。