設備的問題

前にも書いたとおり、チュニスの私立校と国立校の設備的差はどんどん開いているように思います。

ブルギバスクールとエンジニア大は教えるために通い、チュニス外語大は勉強をしに行っていますが、

行くたびにボロボロであることにため息が出ます。

せっかくJICAにもらったブルギバスクールの机や機械はほこりがかぶり、エンジニア大にいたっては

去年の夏なんと「プロジェクター強盗事件」によって大教室からプロジェクターがごっそり消えてしまっています。

もちろんその後買う余裕もないようで、プロジェクターをぶら下げていた金具だけがむなしく残っているありさま。

チュニス外語大は雨の日、階段のところが雨漏りしまくっていて水浸しでツルツルで危ない。

カスバのほうの大学ではトイレにねずみが発生している、などということを聞いたこともあります。

一方アリアナの私立エンジニア養成校エスプリなんかは、金がかかっているだけあってそれなりに設備も整っている。

学費は5000DTするそうですが…(国立は120DT)

 

言語学の授業ではよくプロジェクターが使われますが、視聴覚室的なものが2部屋しかありません。

しかも片方の部屋はスクリーンが半分ぶっこわれており、テープで下部を固定する力技が。。

この国の公立校で学ぶ・教えるということはこういうシーンの連続…

もっと貧しい国ではもっとずっと悲惨かもしれませんがね、教育レベルがなまら高いだけ、

もったいないなぁと思うわけです。