タイルも結構きれい

毎月第一日曜日は美術館の出入りが無料になる、というシステムがチュニジアにもあります。

ま、私は教員なんで、年がら年中無料!なんですけどね、これだけが私の自慢。

残念ですが、在住者でないと無料にはならないので、旅行の方には少し関係のないお話…

 

美術館や博物館は、詳しい人、歴史好きな人と回るに限ります。

歴史がイケる暇人君がタダなら来る、というので

バルドー美術館に行きました。そう、先週日曜日第一日曜日でしたからね。

この美術館は本当に素晴らしいですよ。

価値のあるものがほとんど触れる範囲にあり、いつ行っても人が少ないのでゆっくり見れる。

昔のモザイクも床にのしっと置いてあるので、それを踏みながら(?)また別のモザイクを見るわけです。

 

モザイクもいいですが、暇人君はタイルのマニアです。家にこそこそ集めていてちょっと怪しい。

ただうんちくが上手なので聞いていて楽しい。

本当に回ったのと順番逆になりますが、このアラブの部屋のパートはモデルルームみたいにわかりやすい。

タイルがどんな感じに装飾に使われていたかご覧いただける。

正規の入り口から左の部屋に入り、階段を上がるとここに出ます。

この部屋以外にタイルをタイルとして展示しているルームもあります。1階入って右ですね。

ミフラーブをモチーフにしているものが多いです。

展示品説明文にも書いてありますが、これらのタイルは旧キャラリン地区、

現在のバーブ・スイカあたりで生産されていたそう。

最近の生産はもっぱらナブール。

近くでよく見てみると、ひとつひとつの線は意外にぐにゃぐにゃであるのに、それを何枚も合わせることで

色鮮やかさと古さも相まって不思議と柔らかい印象がでるんですねぇ。

私、まったく素人ですがタイルは古いのがいいなーっっと思います。

こういうのも、いいですよね。

 

このようにして数時間暇人君と楽しみました。

すごい残念なのは、バルドー地区のごみごみしさ、道路の混み具合…

美術館の後に気の利いたカフェ…なんてのはありませんねぇ。

結局は煙くさいお茶屋かハリッサのサンドイッチ屋に落ち着く…

もうちょっと綺麗にしたらさんぽがてら行きたくなるのになぁと思うばかり。

こういうのが惜しいです。