ジェルバ島のブリック通り

お休みのんびり、お散歩しにジェルバ島とトズールに行っていました。

はじめトズールに行く予定だったけど、この春休み期間トズールは大変アツい目的地であったらしく、

事前にホテル情報を見たら全然、空いているホテルがない。

前日まで迷って、急遽オフシーズンのジェルバ島から、陸路でガタゴト、入ったのであります。

 

ジェルバかトズールに行くよ、とKくんLくんにいうと、

「絶対ブリック屋に行くべきだよ」

とのアドバイス。ジェルバで、ブリック屋?聞けばジェルバのある一角にブリック屋が並ぶ通りがあるといいます。

私、ブリック大好きだし、あまり食べ歩きがはかどらないチュニジアで、この情報はなかなか耳よりだったのです。

 

二人のうろ覚えの名前を頼りに、Google map上で見つけたいくつかのブリック屋。

中心のフームトスークからそう遠くなさそうだったので、ひたすら勘を頼りに向かう。

 

ブリック屋手前、なぜか職質を受ける。私はただブリック屋に行きたいだけなのだけれど、

今までにないくらい根ほり葉ほり質問を受けてしまいました。

道端でパスポートの提示を求められたのも初めてで、偶然滞在許可書を持っといてよかった。

やっと解放されて30m先。

おっなんとなくにぎわっている?

通り沿いに3,4店露店のようなものがあり、向こう2件に人だかりができています。

まず、職質の時におススメされた『イツハクの店』に行ってみる。

お兄ちゃん一人が切り盛りしており、器用にするするブリックを油に突っ込む。ブリック以外に

空豆のスープ、団子が売っているようでした。

ひっきりなしのお客が、がつがつ食べては出ていくものだから、私も食欲をそそられる。

ブリック、半熟を注文。

 

あげたておいしい!サイズも小さめでペロッといけます。1.3DTなり。

KくんLくんは、確かユナというところが良かったと言っていたので、通りを戻って

Younaと書いてある店に行きます。

あ、あれ。これヘブライ語?

なるほど、そういえば二人も、ユダヤ教徒がやっているブリック屋といっていたんですよ。

この地区はつまり、ユダヤ教徒の多い地区なんですね。それで職質のことも合点がいった。

 

この写真のおじちゃんがオーナーのユナさん。まぁもう本当に普通のチュニジアのおじさんですがユダヤ教徒だそうです。

地区はHara Kabiraといい確かにユダヤ地区だけど普通にムスリムも混ざっている、と言っていました。

そうだそうだと相槌をうつ横のお兄ちゃんはムスリムでした。

ところで、ユナのブリックもとても美味しゅうございました。

周りの店も見てみると、ちゃんとカシェールと書いてありました。カシェールはムスリムにとってもハラールなため、安心OKみんな食べて大丈夫。

ブリックの味は普通に食べたことある味だったので特に変わりはないと思います。

表記はフランス語、アラビア語、ヘブライ語と3か国語のところが多く、ユダヤ帽(あれ正式名称は何でしょうか)を被った子供たちが走りまわっていてちょっと異国情緒のある地区でした。

 

食いしん坊のあなたにもおススメ、ジェルバ島のブリック通り。フームトスークからひたすら30分くらい南に歩いていくとありますよ。