ゲララ、おじいさんの真心たっぷり陶器

ジェルバのゲララは地球の歩き方にも乗っている通り、ツボのような陶器生産で有名です。

フームトスークからバスにゆられ30分くらい。

南部はヒジャブ女性が多いですね

のどかな原っぱ広がる風景を抜けたと思ったら、突如現れるツボ屋だらけの町(というか村)で止まるバス。

終点なのでみんな降ります。私もおりて、お散歩。

人の気配があまりない町ですが、町中にこんなツボ屋…どこもお客さんが入っている様子もなく、目の前を通ってもこれといった客引きがありません。観光の町ではないのがうかがえます。

町はずれの丘の上にあるのは博物館。なかなか美しい空間なのでこちらもおすすめ

一通りお散歩し、コーヒーを飲んだところで、はて。この町で一人でやることはあまりなさそうだな…と思いバス停に

戻ると、そういえば降りたときに気になった店がありました。

でっかいツボが無造作に置かれる店とは一線を画して、小さく均一なミニチュア陶器が几帳面に並べられていたこの店。

角っ子の店

バスを待つ時間、ここを見てみよう。と入ると、オーナーのおじいさんが出てきました。

ジェルバ方言の強い難しいアラビア語のおじいさんですが、気が良く丁寧な説明をしてくれました。

ここに置いているのはすべてこのおじいさんが手作りしていて、きれいな赤が出るように焼いているのだそう。

触ってみるとすっごくスベスベ。じっくり時間をかけてみがいていくおじいさん。

この卵上のモノは、頭の部分をギザギザに切り蓋にします。一度あけてしまうとある秘密を知っている人しか綺麗に閉めることができなくなるという面白い仕掛けがあります。

この工房でおじいさんが土をこね、ろくろを回し、磨く。なんと真心たっぷり、丁寧なお仕事。

ちいさいものはすべて5DTでした。

大きいものも作っていますが、ちゃんとおおざっぱでなく細部を綺麗にしていらっしゃいました。

ほしかったですが、これを持って帰るのは神経使いますね。。

ちいさいものを3つ、購入しました。全部スベスベ。

こんなに小さな街角で、丁寧な仕事を黙々と続けるおじいさんとの出会いでした。

行きたい方は、ゲララのバス停前ですよ。とってもわかりやすい。

 

ところで余談ですが、ゲララ産の陶器はちゃんとこんな風に使われていました。

シーシャの炭づくり。