オープンな国とは言ったもの

チュニジアはアフリカ、アラブ世界の中でも随一の教育推進国。そんなわけあってか、いろいろなことに割とオープンな雰囲気であることは常々書いてきたと思います。

マグレブ世界で女性研究者の割合はぶっちぎり1位。こんな画像もありました。

 

ガマルタやラマルサのクラブにめずらしく行ったときはぶったまげました。

公共の場ではご法度と言われる行為があちこちで行われており、絶対ハラームだよねそれという場面の連続。

赤面禁じ得ないそのオープンな雰囲気はヨーロッパさながらでした。

もっとも、ヨーロッパはなかなかおどろおどろしいので、むしろ爽やかにオープンなチュニジアはいいじゃない。とすら思いましたね。

 

そんなことで盛り上がっていましたら、今度はチュニジア人の友達から驚きの報告があった。

「チュ、チュニジアの映画を見ていたら、男性のあらぬ場所が映った!!」

 

なんでも、この映画

http://www.allocine.fr/video/player_gen_cmedia=19574553&cfilm=249663.html

 

の中で、日本でも絶対に映ることのないアレが、完全に、公共の大画面に映し出されたのだとか。

この映画のテーマは、フランス生まれのチュニジア人女性が男性の裸を撮りたがり、

ひっちゃかめっちゃかが起こる、ということのようですが、テーマからしてスレスレといいましょうか。

それにしても驚きです。

 

オープンな国とは言ったもの。

今でも公共の場でのキスは警察行き、未婚の男女が一緒に住むことはなかなか難しい国。

オープンな人だけがどんどんオープンなことをし、保守的な人との乖離も著しいです。