始まりました!断食月ラマダン。

あっすれーま。

いまさらですが、「あっすれーま」はチュニジア語で「こんにちは」です。
共通アラビア語ではアッスレーマアレイコムが普通なのですが、チュニジアでは皆「あっすれーま」しか言いません。
もちろん、礼儀正しく言う時は「アッスレーマアレイコム」までちゃんといいますが・・・。

さてさて、チュニジアでは毎年恒例の断食月であるラマダンが始まりました。

ramadan-2014

チュニジアのラマダンは日中はレストランはほとんど閉まります。
簡単な軽食屋さんも多くは閉まってしまいます。
雑貨屋、スーパーや市場等は問題なく開いていますので、普段の生活はこまりません。(昼食は困りますが)

また、ラマダンと同時にセアンスユニックが始まります。
所謂、半日営業なのですが、多くの行政機関や銀行などが午前中の営業のみで終わり、午後からはお休みとなります。
暑い夏の労働を禁止した一つの特徴的な政策の一つかと思います。

さてさて、このラマダン時期は日中のチュニジア人の多くが飲まず、食わずで過ごしています。
もちろん、そのため日中の街中は閑散としています。
外に出て、動いたらお腹がすいてしまうので、多くの人は家でゆっくり過ごしています。

その反面、断食が終わる夜はお祭り騒ぎのように多くの人が外に出て、ラマダンの夜を楽しみます。
外に多くの人が出るため、多くの店やレストラン、カフェも開き、毎晩夜遅くまで涼しい夜を楽しめます。

そして、ラマダン中のレストランといえば、ラマダン明けの一番の食事イフタールでしょう。
多くのレストランがこのイフタールを準備、時間に合わせて振る舞います。
毎日日替わりのラマダンメニューセットが組まれ、イフタールの時間に合わせ多くの人が食べる準備をして、待機。
そしてイフタールの時間になると一斉に食べだします。

イスラム教の人ではなくてもこのイフタールを一緒にレストランで食べる事もできます。
なんとも特徴的でラマダンの楽しみの一つではないでしょうか。

このような色々な規制があるラマダン中は交通機関も少なく、旅行はしにくい時期ですが、その反面、
ラマダン中でしか楽しめない多くの事が味わえます。
チュニジアの文化を楽しむ事ができるといえるでしょう。

トラベルサンでもラマダン中のツアーは通常通り催行しています。
日中は旅行を楽しみ、夜にこのラマダンナイトを楽しむのも良いかもしれません。

また、ラマダン後半からは特にチュニスメディナ内が盛り上がります。
多くのカフェが開き、生演奏が行われ、ドンちゃん騒ぎ状態です。

トラベルサンでもこれに合わし、ガイドと楽しむチュニスメディナのラマダンナイトツアーを計画中です。
ホテルからの送迎付き、ガイド付きで安心してチュニスメディナの夜を散策できます。
ぜひご参加ください。

それでは皆様も良いラマダンを。
ラマダンマブルーク。

びっすれーま。