チュニジアのお金情報

・チュニジアの通貨

チュニジアの通貨単位はディナールです。現在使われているチュニジアの硬貨は、

10ミリーム、20ミリーム、50ミリーム、100ミリーム、200ミリーム、500ミリーム、
1ディナール、2ディナール、5ディナール です。
TND_coins
左側最上位の5ミリームコインはごくごくまれにおつりでもらいます。アルミ製。
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上は200ミリームと2ディナールコイン。100ミリームや1ディナールと間違いやすいので、誰もが手元に残しておきたくないと考えています。200ミリームや2でディナールコインと比べて周りが少々角ばっており若干大きいです。
 
紙幣には
5ディナール、(硬貨の率のほうが高い)10ディナール、20ディナール、50ディナールがあります。
Billetes
 
以前は1ミリーム2ミリーム、5ミリームコインも出回っていましたが、現在はほぼ存在しません。
ですので会計の際に0.01ディナール以下の単位は切り捨て。おつりとしてもらえないことは多くあります。
チュニジアで食事や買い物をして会計のときに困るのは小銭がないことです。
店側が小銭の持ち合わせがないことが多いので、小銭程度の買い物で紙幣で大きい額を出すと嫌がられることがあります。またチップのためにもコインを持ち合わせていたほうがいいでしょう。

スーパーや大き目のお店だときちんとおつり用の小銭を用意してくれています。
滞在中はレストランや商店などでそこそこの額の買い物をするときに紙幣を出したりするなどして、工夫しましょう。

追記になりますが、チュニジアでは質の悪くなった紙幣、硬貨も銀行によって処分されることなく使われます。例えばツルツルになって数字の見づらくなった100ミリーム、1ディナールコイン、ペンで何か書かれている20ディナール札など。使うことは出来ますが状態によっては再両替が難しくなるかもしれないので見つけ次第歯辞めに使ってしまいましょう。

 

・両替方法

チュニジアでは、空港の両替ブース・町の一部の銀行・一部のホテルで両替ができます。

・円 → チュニジアディナール
・ユーロ → チュニジアディナール
・ドル → チュニジアディナール

が可能です。その他ポンドやスイスフラン等、世界的にメジャーな通貨は、ディナールに両替可能です。
しかし、円からユーロ、ドルから円など外貨から外貨への両替は不可能です。ヤミ両替はわりとありますが日本人に持ちかけられることはほとんどないかと思います。だいたいメディナ周辺で行われていますが対象がアルジェリア、リビア人に向けられています。仮に機会があってもなさいませんように。

・チュニジアディナールを外貨へ再両替できますか

できます。
チュニジアへ入国後,両替した銀行ブースで発行するレシートを保管しておき,出国前に両替所で見せると再両替してくれます。
ATMで出金した場合は,出金時のレシートを保管しておき,出国前に両替所で見せると再両替してくれます。【注記】「チュニジア通貨(チュニジア・ディナール)から外貨に戻す(再両替)際には限度額があり、両替証明書に記載されている既両替額(外貨からチュニジア通貨に両替した額)の1/3までしか外貨に戻すことができませんので、注意が必要です。」 (外務省 『海外安全ホームページ』より引用)

 

・両替はどこで出来ますか

チュニス空港には銀行のブースが連なっている場所があり、その中に24時間開いている窓口が必ず一つはあります。
(職員がトイレや休憩で席を外していない限り)チュニスに深夜着の飛行機でお越しの方はそちらで両替をしてください
 

 

・チュニジアに外貨は持ち込めますか

持ち込めます。ただし、

「多額の外貨を持ち込む場合は、空港などの税関で申告する必要があります。これを怠り、出国の際に多額の外貨の持ち出しが発覚すると、650ユーロ相当額以上の外貨は没収され、場合によっては身柄を拘束されることもあります。」(外務省 海外安全ホームページ より引用)

・物価は日本と比べて安いですか

実感として平均的にいえば安いです。

ただし,日本に比べて安いものもあれば高いものもあります。
食費,住居費,生活必需品は日本より安いです。
バゲット(フランスパン)1本は20円程度から買えます。電気製品,一部の日用品,ブランド商品は日本と同等か割高です。質も値段に見合っていない場合があります。
特に,プラスチック製品は日本の約2~5倍の値段で売られています。

・クレジットカードで買い物は出来ますか

高級な工芸品や宝石の店,高級レストランには入り口にクレジットカードのマークが描かれており,クレジットカードで決済が可能です。
それ以外の場所でクレジットカードはほとんど普及していません。クレジット可能のシールが貼ってあっても実際は行っていなかったり、あるいは機械が使えないという場合もあるので会計前に必ずクレジットカードの利用が可能かどうかを聞いておきましょう。

チュニスではプリペイドカード『e-dinar』が普及していて、クレジットカードのように使え意外と便利です。郵便局で簡単に作れます。大型スーパー等で買い物が出来るほか、チュニスエアーのチケットがネットで買え、チュニジア内の送金も可。限度額が800ディナールというショボさなのがたまに傷。1年に1回8ディナールでアクティベーションする必要がありますので、注意。

・ATMで現金は引き出せますか

チュニスでは銀行やショッピングモールにキャッシュディスペンサーが多くあります。

10ディナールから引き出すことが出来ます。国際キャッシングサービスに加入したキャッシュカードを持って行けば,預金口座から現金が引き出せます。
(引き出し手数料については,日本の各金融機関にお問合せください)
地方に行くとキャッシュディスペンサーはなくなるため,現金を準備しておく必要があります。また、銀行によって引き出し額限度が異なりますのでご確認下さい。チュニス中心部のATMは現金が中にあんまり入ってなかったり、引き出し限度額が少なかったりで困ることがあるかもしれません。ラファイエットのBIATは800ディナールMAXで引き出せます。ブルギバスクール付近ではシャンピョン前のUIBが500ディナールMAXで安定して引き出せます。吸い込み被害などはあまりないですが、引き出した後に真っ青スクリーンに謎の数字が表示されることがあり不安をあおります。が、問題なし。

・チュニジアでドルやユーロは使えますか

シディブサイドやメディナなどの国際的観光地の土産屋ではユーロで価格表示をしている店もあります。しかし、ディナールで購入するよりも割高の場合が多いです。

旅行代理店はユーロ・ドル支払いのところがあります。街のスーパーマーケット,小さな商店や食堂はディナールのみ通用します。
観光地のホテルではドル・ユーロの両替をしてくれるところがありますが,地方へ行く際はあらかじめ現金を用意して出かけたほうが無難です。