かごバック、コッファ
チュニスのメディナを歩いているとあちらこちらにやわらかそうなカゴ、ぶら下がっていませんか?
市場に行ってもスパイスや乾物などが入っているあのかご、気になりませんか?
あれは、チュニジアで「コッファ」と呼ばれるナツメヤシの葉で編んであるカゴバックなんです。
ナツメヤシは、デーツでおなじみ、栄養価の高くて干し柿のようなあれです。
軽くてとても丈夫なのでチュニジアでは古くから活用されています。
バラエティは豊富。通常の形状はこちら
バケツ型で日本だと洗濯籠のような感じです。買い物袋をもらえないチュニジアでは奥様方が市場へ野菜を買いに行くときにこのコッファを持参し、なんでもここへ放り込んでいきます。
もちろんこのように今風にアレンジされたものも。カゴバックは日本でも長いこと愛されていますよね、毎夏流行、軽くてつよい!チュニジアにもデザイン、形がたくさんあり、全て手作業で編んであるので強いです。
中にはこのように、アラビア語で特産地の地名が書いてあるとろも!こちらはナブール。他にも南部の町、ドゥーズやトズールもナツメヤシが有名なのでたくさん生産されています。
値段は、シンプルなものは5ディナールから、布が付いていたり色が編みこまれている大き目のものは10ディナールから。種類がたくさんあるのでお気に入りを見つけましょう!