ミント

チュニジアにはミントがわんさか売っていますがお気づきでしょうか。

市場ではもちろん、スーパーや路上でもミントが売っています。生です。

一束400ミリーム(20円)とかでわさっと。これ、どうやって使うの?って感じですが、これは使い方があるんです。

日本人のイメージするミントってこんな感じじゃないですか、

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この、パフェの上にちょん、っとのっているやつ。しかもパフェを食べる前にのけちゃいますよね。かわいそうなミント。食べれるのに所詮はただの飾りです。

しかし、チュニジアではこのミントがわさっと大量に販売されており、収穫されたミントも喜ぶほど人々はきちんと消費してくれます。もちろん全てにパフェの上に載せるわけではありません。むしろチュニジアのパフェにミントはのってません。使用方法は大まかに二種類。一つは紅茶に入れる。もう一つは料理に入れる。

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この、アラブ式砂糖が既に入っている紅茶に生のミントの葉っぱをどさっといれます。飾りではありません。香り付けです。時間をかけて紅茶を全部飲みきるまでしっとり紅茶になじませます。この生ミントが入っているかいないかで随分味が違います。

それに使われる葉っぱはこちら。

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アラビア語でナーネアとよばれるミント。ミントの種類としてはモロッコミントにあたります。これを乾燥させたものは料理に使われます。乾燥させるとバジルのようになりますが、香りはミント。パスタソースなどに混ぜられます。

先日チュニスの中央市場に行ったところ、こんなミントが上のミントの横に売られていました。

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紫色のボール形の花がちょんちょんとついている、しっかりとしたミント。嗅いでみるとこっちのほうがミントのにおいがキツイ!ガムのようなハッカというか、さわやかなにおいがしました。調べてみると、ジンジャーミントという名前らしいです。

市場のミント売ってるおっちゃんいわく(写真右)ナーネアってのはこれのことを言うんだよホントは。とのこと。

使用度としては圧倒的に上のモロッコミントの方が多いチュニジアですが下のジンジャーミント、レモネードに混ぜたり、モヒートの材料になるみたい。値段も上のミントと大して変わりません。

スパイスを重用するチュニジア、ミントもそのひとつ。一つチュニジア人風にミントをお料理に使ってはいかがでしょうか。