宗教3点セット、ジェルバ
ユダヤ教徒人口が多いことで知られるジェルバです。かの有名なグリバ・シナゴーグが聖地であり、5月の巡礼の頃には世界からユダヤ教徒がつめかけるとか。毎年ニュースで話題になりますね。
一方、現在ユダヤ教徒は比較的多いとはいえ2000人程度?で少数派です。やはり、ムスリムが大多数。
チュニスもしかりですが、ムスリムが多い中に少しずつ他教徒がいるという形での社会のようでした。
チュニジアにおいて非ムスリムはモスクの礼拝所には入れません。
ですが、ジェルバでは、外見と、いくつかのモスクでは礼拝所以外の内部も見せてくれました。
ジェルバのモスクは白のまんまるドームがぽこぽこいくつもあって、かわいらしい。
ファデェルーン・モスクではおじちゃん案内人尽きの中身見学。
今改装中で、ここは昔パンなどを焼いていた部屋だそう。
お祈りしに来た人が、食べたりできるようになってるんですね。
モスクが入れないのとは対照に、有名なシナゴーグは半分観光地のような形で入れます。
エリアーダの町を登っていくと、一層厳しそうな警備とセキュリティチェック。
ちょっとだけ緊張感持って、いざ中に入る。
全方向ヘブライ語、不思議な空間です。
この奥の部屋には見張りのような人がいます。チュニジア人のようですが、言葉がなかなか通じず、
お話することは叶わなかった。この人が席を外すとき、観光で来ている人は外に出なければいけません。
ジェルバでまともに話す相手といえばタクシーのお兄ちゃん・おじちゃんらくらいでしたが、
こちらが話を振らずとも、宗教共存のジェルバ、の話題を出してくるのが気になりました。
ユダヤの人らを、少しだけでも見る限り、そんな簡単な話でもなさそうという印象はありました。
ついでに、メディナの北端にはなかなか立派な教会もございまして、
のどかな島に見せかけて、
なかなかユニークな顔を見せているなぁと思ったのでありました。