英語が第二言語に?チュニジアと言語の熱い記事

FBでイタリア人の友達がこんな記事をシェアしていました。

À bas la langue Arabe! Manifeste pour la langue tunisienne

Google翻訳で英語とおしてるので、なんと訳せばいいのか微妙なのですが、
アラビア語を落とせ!チュニジア語へのマニフェスト
くらいなのでしょうか、、

何にせよ、フランス語が分かる人は読んだら面白いと思います。
英語にしてもそれなりにわかる内容でした。

要約しますと、以下のようになります。

教育省の大臣のネジ・ジャロウルは、チュニジアの教育で第二言語を英語しようと考えているという。
この声明はチュニジア教育における言語ついて論争を起こした。
そのうちの一つとして、アラビア語の問題がある。はたしてアラビア語を公用語として使用し続けるべきなのか?

私の答えはノーである。
・アラブ侵攻の末もたらされたアラビア語は本来チュニジアの言語ではない

・フランス語も同様に先住民族が強制的に学ばされた言語であるためチュニジアの言語ではない

・アラビズムは国家統一の動き、また脱フランス植民地主義の結果生まれた神話的なものである。
アラビア語がフランス語の前から存在していたことから、チュニジアという国家=アラブ・ムスリムという
間違ったアイデンティティ形成によって対フランス闘争がなされたように見える。
アラビア語の公用語可は虚構であって国家の記憶にとって恥である。

・アラビア語を話す人間などいない。読み学ばれるものというだけに成り下がった。
一部を除いて、大多数のチュニジア人が文を作れても長い会話を維持できない。
これはアラビア語が使われていないからであり、使われない言語が失われるということは分かりきっている。

以上のことからライターは、
チュニジア語を確立するのがいいのではないか、と広げています。
その目的は、自らの歴史との調和。
チュニジアはアラブ侵攻の前から文明化されていたのだから、アラビア語を使う必要はないのだと。
その後文明感などが展開しています。

ライターは最初っから最後までめっちゃあつく語っていて、コメント欄も白熱しています。
「マルタ語にヒントを得るのはどうか?ローマ字を使っていてチュニジアに近い。」
「本当のチュニジアの言語であるベルベル語は消えかけている」
などなど、コメントを見ても面白い。

辞書がなく、コード化されていないチュニジア語ですが、
未来には言語として確立される日が来るのでしょうか。
マルタ語があんなに小さいマルタで公用語になっているのだから、実は不可能な話でもないような気がします。
こんな子音ばっかりの言語で学習者は大変なので、どうにかなって欲しいものです。

こんな状況でさらに英語、ときたもんだから、こりゃてんやわんやな感じです。