見晴らしのいい丘の上にたたずむ遺跡群、ドゥッガ。
各町から離れているだけにやはり遺跡の状態がとてもいい、とても紀元前4世紀の物とは思えない。
ここへのアクセスは大変難しい。距離は100kmほどとさほど遠くはないが宿泊施設がほぼなく、首都圏から直接たどり着く交通手段がないためレンタカーまたは車をチャター、ツアーに参加して日帰りするのが無難。
山道を車で登って行き、道を訊かないと不安になるくらい上がるまでにたくさんの羊やロバと生きる人々、泉などを見つけることでしょう。これも旅の醍醐味。
あたり一面こんな感じです。小麦が生い茂っています。
早々世界遺産マークと大劇場がお出迎え。
車で来る際、ゲートを通ります。代表者の名前、電話番号、車のナンバーが控えられ、そこでチケットを購入をし、車ごと入場して中の駐車場に止まります。
入場料
大人1人 7ディナール
チュニジア人/レジデンスカード所持者は 5ディナール
撮影料 1ディナール
見のがしがちですが円形劇場の上まで登ってさらに山を上に登ってもまた遺跡があります。時間がない場合は全部見て回れない!体力がない場合も上の山まで登ってられません。歩き易い服装で!
一番の見ものはこのキャピトル。保存状態ばっちり。上に上がって写真も取れるし、触ることも出来る。アテネのパルテノンとそっくり。
ドゥッガの遺跡は保存状態がいいため、石に刻まれた文字も鮮明。全てラテン語で書いてあるので意味は分からなくともアルファベットに親近感が。
住居跡の近くには井戸が。この辺は泉がたくさんあるので必要なところに井戸を掘れば水はいくらでも出たのでしょう。
ドゥッガ遺跡全体がこの野原の中に自然に残されています。誰に手を加えられるわけでもなく、朽ちることもなく存在しています。広い草原に青い空。沿岸では見られない自然がとても気持ちよく感じられます。