本気にする

わたしはズボラかつ、健康にあまり気をつかっていないので、

ここ数ヶ月夕飯はたいていおなじファストフード店です

やっぱり夜帰って、ご飯作って、お皿洗って、汚れたところを拭いて…など、

1人暮らし男性には苦行ですよ。

自炊はそこそこに外食で楽に済ませたいのです。

 

おなじみファストフード店は、リベルテ通りのサンドイッチ屋さん

小汚く見えて本当に衛生管理の悪いお店。よって私は月1ではらを壊します。

ここに行く一つの理由は、お兄ちゃんたちがエンターテイメント性にあふれ、

行くと必ず笑わせてくれるから。

サンドイッチ代でコメディーも付いてくるからお得です。

 

いつもサンドイッチ屋で働く兄ちゃんらだから、

はなす内容もそんなに幅がないのだけれど、

もっぱら「はったり日本自慢」をするとよろこんでくれます。

日本ではコーヒー代10DT(話し盛って500円、チュニジアだとエスプレッソ30円とかだから差のでかさに喜ぶ)

平均月給6000DTなど、大きい数字をぶつけまくる。

「じゃあ日本に行くか!」

と、兄ちゃんたちが言う、ここまでのやり取りを何度したでしょうか。

 

ある時、兄ちゃんの1人が、日本人女子と知り合いたい。

といい始めた。こちらは冗談ととり、英語しゃべれるようになったら紹介するよ、といったら、

ものすごく喜んで、「わかった!!」といった。

私は完全にそんなこと忘れたのだけれど、

次の日にいったらまた「日本人女子の件について」聞いてくるではないか。

俺は本気である。チュニジア人女子はもう嫌だ。フランス人もイタリア人も良くなかった。

紹介してくれるまで待ってるから!と言う。

紹介する気まっさらなしだった私、困る。

 

こういう風に、どこまで本気か分からない場面が多々あります、

日本でこれ売ったら売れるかもね、とか口を滑らすと、

「一緒に日本で店開かない?」

という提案来ること請け合い。のって、いいね!やろやろ、とか、

日本的にゆるゆる会話をしようとすると、

「いつ?どこにする?すぐでもいいんだけど」

と結構本気で返してくることすごく多い。

ぜんぜん本気じゃない私はこまっちゃうだけ。

 

アイデアたっぷりお金たっぷりの起業家とか、チュニジアに半年すんだら

かなり色々思いつくと思う。

しかもみんな本気にしてくれるから実現可能性たかい

成功するかしないかは、かなり別。