グロッキー、ルアージュ

チュニスのルアージュステーション

長距離移動に最も早く便利な(危険な)ルアージュ、時間がないトラベラーには欠かせない交通手段です。

乗り合いタクシーの長距離バージョンで、一杯になったら出発する。スケジュールがめちゃくちゃな時は

ルアージュが楽。

 

トゥジェンからチュニスに上がってくる際、メドニンからルアージュを使いました。

ルアージュの駅に着いたのは14時過ぎ。チュニスには休憩ふくめて夜9時過ぎには着くはずでした。

 

ところが、昨日は独立記念日で、なかなかチュニスに行くメンバーが集まらない。

16時半まで待って、あと1人が集まらず、あと1人ぶんをみんなで折半して出発することになった。

 

ルアージュにもあたりはずれがあり、車の状態が良かったり悪かったりはもちろんですが、運転手がいい人かどうか、重要。

運転手の質は心地よい旅の肝です。

 

今回、運転手が最悪だった。

 

まず、常にちょっとキレてる。メンバー待ちの15時、カフェでのんびりしてたら

「お前、こんなところじゃなくて車で待ってろ」

とわざわざ言いに来た。しっかり掃除されてなく、くさい車内でそっから1時間以上待ち、ようやく出発。

 

運転手は早速タバコをふかしながら運転。タバコに集中したいからか、出発遅いのに

のろのろ運転。しかも、南部から上がるルアージュなので警察のチェックの多いこと。

この後怒りと疲れ立ち込める車内

途中カフェの前でルアージュが停車したが、運転手は私たちを外に出さず自分だけコーヒーを買って再出発。

この辺で乗客から文句がこぼれ始める。

そこからまる5時間、休憩なしで進む車。

 

痺れを切らしたおにいちゃんが

「これじゃあ体調崩す!!」

と叫び始め、カイラワンのどこかで休憩することになった。

 

ところが運転手、心底気の利かない人で、あろうことかコーヒーも食事ももう閉めてしまった

場末の休憩所で停車。何もないことが分かると、クラクションを鳴らして

「もう行くぞ!!」

の合図。。5分も外に出れず出発

乗客はもう、ブーブー垂れ流しまくり、正式に苦情を入れてちゃんとした休憩所で止まった。

 

運転手は真っ先に食事をかってさっさと済まし、また車に戻りこんでまたクラクション。

休まる余裕もなく出発、おばちゃんはコーヒーを買ってあたふたしながら車に乗り込んだ。

運転も下手、気が全く利かないこの運転手に乗客は怒り、

特に男たちは運転手を集中攻撃し始める。ただこの運転手、ツワモノで、

何も聞き入れることなくただのんびり自分のペースに集中してた。

 

ルアージュの運転手、外れの方が多いな…

結局着いたのは深夜過ぎ。8時間もかかって到着。

行きはしっかりした休憩2本ありで6時間ちょっとだったから、度重なる警察チェックを考えても遅すぎる。

 

もうヘトヘトになりながら、車の免許とろうかな…と考えさせられる1日が終わった。