チュニジアのタクシー事情 -特別解説編-
チュニジアのタクシー事情。
★タクシーの各都市の営業可能範囲★
チュニジアでタクシーの利用を計画する時に盲点となるのが、チュニジアのタクシーは営業可能範囲が決められている事です。
チュニス市内を走っているタクシーの営業範囲は大チュニス圏内と呼ばれる地域まで。大チュニス圏をまたいで他の地域に行くことができません。
大チュニス圏(チュニス圏、マヌーバ県、アリアナ県、ベンアロース県となります)
その他の県も同様、営業範囲が決められています。タクシー移動を計画する時はご注意ください。
★車輛を利用した都市間の移動方法★
1、観光車輌の利用
都市間の車輌での移動方法として挙げられるのが、旅行社の車輌の利用です。
旅行社の車輌は観光登録してあり、各都市への訪問が可能となります。
2、Grand Taxi
都市間の営業を許可されたタクシーとして、Grand Taxiというものがあります。
白い大型のバンタイプの物が多く、天井にGrand Taxiと記載されております。
市内では流れていることはなく、タクシー会社への予約、若しくは空港のGrand Taxiを利用することが可能です。
3、レンタカー会社の車輌を利用
レンタカー会社に車輌とドライバーを貸し切る事により、都市間の移動が可能となります。
4、乗り合いタクシー、バスの利用
庶民が一番利用するのが乗り合いタクシーか、バスの利用となります。
どちらも乗車場所が決まっており、その場所まで行く必要があります。
★都市により違う料金体制★
タクシーでは法律でメーターの利用が義務付けられています。
初乗りが0.450 TND 20分20Km ぐらいの利用で6TND ~ 7TND ぐらいとなります。
チュニスでは基本的に上記のような料金体制になるのですが、地方都市によっては違いがでてきます。
ケリビア等の地方都市のタクシーの場合、頻繁に行き来する区間の料金を決めている所があります。
また、複数人で利用する場合もあり、お客が乗っていても他のお客も乗せてる事があります。
大都市以外では上記の方法が一般的となるため、注意が必要です。
★違法メーター、違法請求★
タクシーによっては、違法メーターや違法請求を行う事があります。
チュニスの場合は流れているタクシーには違法メーターを使っているタクシーや違法請求を行うタクシーは非常に少ないです。
空港の出待ちや大きなホテルの前で出待ちしているタクシーは7割方違法請求をするタクシーのため、注意が必要です。
メーターを使わず、口頭で値段を交渉するのはすべて違法タクシーですので、口頭で値段交渉をしてきた場合、その場ですぐに違うタクシー探す事をお勧めいたします。
また違法タクシーは違法請求に加えて、運転がかなり酷い物が多いです。
安全性も考慮し、出待ちしている違法請求するタクシーは利用せず、流れているタクシーを利用する事をお勧め致します。
また、タクシーを乗った際は必ずメーターに注目、使用するように指摘してください。
スース等の観光都市では違法請求より、違法メーターを利用したタクシーが多く目立ちます。
システム上、違法メーターを利用しても判断がつきません。
大体の移動距離と料金を把握し、料金があからさまにおかしい場合は最寄りに警察に相談することをお勧めいたします。