ご当地B級グルメ、カスカロット・ラブラビ

昔静岡おでんや太麺の焼きそばがB級グルメではやったと思いますが、チュニジアにおいてそういう存在はちょっと少ないです。

でもプロパガンダ的に広がるのではなく、あそこのあれはおいしいよ!と人の純粋な口コミで広がるのがいい感じです。

 

そんな数少ないB級グルメ?の一つが、チュニスから車で45分程度のビゼルトに存在。

その名も、カスカロット・ラブラビ

チュニジアでラブラビというとこのもんじゃ状のモノになるんですが、

カスカロットってサンドイッチのことなので、

はてどういうこと?パンをべちょべちょにしたアレを挟むのか?パンに?

と聞いたときはなりました。

 

トルコ人によればラブラビってトルコ語でひよこ豆のことらしく

要はひよこ豆のサンドイッチなのです。

 

それでも、日本だとほぼオシャレ風カレー屋の一番安いメニューでしか出てこないひよこ豆、それのサンドイッチとなると

気になる。日本人のEさんが暇していたので一緒に、ビゼルトまで行きました。

サンドイッチ食べに、、

 

気持ちのいい街並みの中、小さな黄色い暖簾の屋台が目印。アラビア語でしか書いてないですが、こんな感じです。

半バゲットの大きいもので、1.6DT。日本人の女性だと食べきれないくらいの大きさです。

なべから出した粒が残ったいい具合のひよこ豆を、たっぷりぬりぬり。

ハリッサとオリーブ、お好みでツナも入ったシンプルなサンドイッチ!

お隣の公園でさっそくぱくつく。

ひよこ豆がしっとりで、いい香りがして結構おいしい。パンがシンプルですが、おいしいパンを少しオーブンで焼いて食べたら、

格段においしいと思われます。

 

簡単にできておいしいですが、なぜかこのサンドイッチだけはチュニスに入ってきていないのです。

必ずビゼルトに行かなければ味わうことのできない味。

チュニスは『地方の人』がたくさん入ってきているため、地方でメジャーなもの(マラウィというクレープやマハディア地方のサンドイッチなど)はたいてい簡単にありつけるのですが、このひよこ豆サンドはビゼルトのみ。

そんな意味でもおすすめです。バッパーの人とかにも、安いしおすすめ。