感情の起伏クロノロジー

2月この時期から、先生としてとてもつらい時期がスタートします。

 

私の勤める学校は半公営であるため、大学のカリキュラムにのっとった1年2学期登録制を取っています。

2学期目からの途中入学が認められないため、9月の登録を逃したら次の年まで待たなければいけない。

そのため、10月のコース開始から5月の終わりまで、同じ学生のみと顔を合わせることになります。

 

すでにこのカリキュラムを3周しましたが、毎年本当におんなじように過ぎるのは、この国の人の感情の起伏が

関係していると思う。

まず、夏はご存知、学校もないしビジネスは半日になるし、外は暑すぎるのでひたすらだらだら。

こっから少し涼しくなった10月の初めは、さあ、新年度に向けてがんばろう!な雰囲気がたちこめる。

そんな中、やる気満々の生徒たちと私は対面するわけです。

 

このやる気の持続期間は1か月半で、12月にはなんとなくああ、この人は残るのね、という感じに収まってきます。

ほとんど立ち見がでるほどパンパンだったクラスが、妙にすっきりし始めるのです。

 

2週間の休み挟んだ年明け、こっからかなり人々の出席が怪しくなり、顔色が悪くなってくる。

高校生大学生組はテスト、ビジネス組は授業との両立に疲れが出る、また、どうしてもマンネリ化するため

ハリがないのです。

 

2月前後に私たちも中間テストをします。

テストの結果を出してしまった今が大変。

毎年この時期から、出席が完全にランダム化する人が多くなり、

「私それ聞いてません、知りません」

「最近忙しくて忘れた」

の発言が続出。

春に向かうこの時期、集中力切れ切れなので、斬新で目が覚めることをしてあげないといけないなぁ!

と毎年思うのですが、その斬新で目が覚めることがなんなのか、いまだ模索中。

とりあえずは期末に加点される小テストでごまかしている。

 

今年は5月にラマダンがあり、ここから駐在の方々から仕事にならないとの声も出始める。

夏が終わるまでは半日営業プラス暑すぎるので、人々は完全に自堕落化。

チュニジアでの活動は半分以上あきらめるしかない。

 

活動できる残された2か月をいかに有意義にやり過ごすかが肝なのです。