春うららかな猫は花をまとう
緑のチュニジアとは言ったものですが、春真っ盛りのチュニスは緑どころではなく、
暖かい空気に、虫も喜ぶほど大量の花が咲きいい香りが漂っている、鮮やかな街並みです。
この季節は花畑から飛び出すねこ様たちに癒しをもらい、気分がすこぶるいいのであります。
どうか車にひかれませんように、とみなさんも願ってくださいね。
ねこ様らは今、妊娠ラッシュ。早いお母さんはすでに産み出していらっしゃる。
ハイ・ハドラの住宅地には、こんな美しすぎるご家族も。
ねこ用かのごとくブロックが外された隙間にすっぽりはまり込むお母様とお子ら。
家主のこだわりと思われるブーゲンビリアが日陰を作って、スヤ、スヤ、スヤ
わたし、ごめんなさい。我慢できず子猫ゾーンに手を伸ばします。
するとさすがお母様。シャーっと威嚇し我が子を守ります。
ここで有名な猫歩きのカメラマンIさんのアドバイスを思い出す。
子猫に触るときは、まずお母様に許可をとりましょう。(そうテレビで言っていた)
念を送ります。お母様、あなたがた大変かわいいですね。わたしにもぬくもり、分けてください…
すると、心を開きました。
トロンとまだ眠い目で、いいよ…という態度を見せました。
今度は手を伸ばしても落ち着いている。
一斉にこちらを向いた子猫たちに悶絶しながら、ひたすらあっちやこっちをなで…
あぁ、よいひと時だった…