チュブルボマジュスとオリーブ農園訪問、アグリカルチャーツアー体験

あっすれーま。

こんにちは、チュニジアは暑くなったり、寒くなったりとチュニジアらしい秋の季節となりました。
これからぐんぐんと寒くなってくることが予想されるチュニジア、雨も増えるのでチュニジア訪問時は折り畳み傘をカバンに入れておくのがベストです!

昨日は砂漠からの風「シロッコ」がビュンビュン吹いていました。おかげでチュニスは砂だらけ、ついでに家の中も砂だらけです・・・。
今日はうって変わって北風、寒い・・・・。
在住者は体調にはおきをつけくださーい。

さてさて先日、アグリカルチャーツアーとチュニス近郊の遺跡とベルベルの村を巡るツアーを開催いたしました。(私も参加。
チュブルボマジュスという、チュニスから1時間前後の所にある遺跡と、ザグアンのオリーブ農園(昼食付き、そしてベルベルの村ズリバを巡る1日ツアーです。

チュブルボマジュスはまだまだ未発掘場所が多いローマ遺跡、あまりメインの訪問地になることはすくないのですが、意外と大きな遺跡で、チュニスから近く、田舎感が素晴らしい場所です。

立派な柱が残る、ローマ遺跡の定番キャピトル跡。 晴天で美しい青空が気持ちよきよき。

キャピトルとローマ時代の公共広場フォルム跡、その周りには神殿やら市場後やらいろいろ。当時の中心地だったのでしょうか。

市場跡です。小さな部屋に色々な商品をいれて、その前で店を作っていたのでしょうか。

ローマ遺跡の定番、共同浴場跡です。

ローマの定番、神殿跡。これはマーキュリーの神殿跡です。マーキュリーはメルクリウスであり、ギリシャ神話ではヘルメスにあたるそうです。
旅人と商人の守護神で、よくローマ遺跡では市場の近くに見受けられます。

このチュブルボマジュスは紀元前5世紀から歴史があり、ベルベル人の街として栄えたそうです。
その後フェニキア人が入り、フェニキアの街として発展、ローマにカルタゴが滅ぼされた後も、フェニキア人が残り、最終的にはローマの市民権ももらえた程栄えたとか。
4世紀頃の北アフリカのキリスト教のごたごたに巻き込まれて、衰退、ゲルマン人の一部ヴァンダル族がイベリア半島を越えてやってきて、この街を占拠、さらに衰退し、
最終的には7世紀ごろのアラブの北アフリカ侵攻の際に滅ぼされてなくなってしまいました。

この遺跡にはローマ神殿のほかに、カルタゴ、フェニキア人の神様であった、バールの神殿やタニトの神殿等もあり、カルタゴの文明とも混ざり合っていた様子がうかがえたりします。
まだまだ、発掘途中のこのチュブルボマジュス遺跡、機会があれば是非訪れてみてください。

オリーブ農園とズリバの話はまた今度。

それではまた。
びっすれーま。