ラマダン断食月が開始しました!(3月11日から)

チュニジアでは実際の月の観測を行って、ヒジュラ歴でのラマダン月の初日はいつからであるかを決めます。
今回3月10日日曜日の夜の観測の結果、ラマダン月は3月11日からであることを発表しました。

3月10日の夜は生憎曇り空・・・、月の観測が不可能だったこともあり3月11日からをラマダン開始日と決めたようです。
今日3月11日から4月9日頃まで(終わりも月の観測で決まるため1日前後ずれる可能性あり)、ラマダン、断食期間となります。

チュニジアでも同様に日中は飲食を行わず、日暮れ後に食事を開始します。
旅人や子供、病気等のなんらかの理由を持っている人は断食等はする必要はありません。
もちろん、旅行客は断食を強制されることはなく飲食は可能、通常通りにチュニジアの観光をお楽しみいただけます。

このラマダン期間中は日中はほとんどのレストランはクローズしてしまい、昼食を取る場合はホテル等のレストランを利用する必要がございます。
また、日没後の初めの食事の事を「イフタール」と呼び、特別メニューを提供するレストランが多くあります。
断食に挑戦して、このイフタールを現地の人と一緒に楽しむのも良いかもしれません。

また、一般的なチュニジア人は夜明け前に「スフール」と呼ばれる断食前の食事をとります。
こちらは特別なメニュー等はありませんが、真夜中の3時頃に夜明けギリギリに食事をとります。(スフール後はまた睡眠をとり、朝に起きるとか)

ラマダン期間中の特徴として、ラマダン後期の開始から2週間目ぐらいから、多くの人が夜、イフタール後に町中に遊びに出て、カフェ等を楽しむようになります。
ラマダン期間の夜は特別で、普段では日没後にほとんどの店がクローズ、静まり返るチュニスの旧市街メディナ等が非常に賑やかになります。
あちこちでカフェがオープンし、様々なブティックがオープン、楽器の演奏が聞こえてきたりとラマダンの夜をエンジョイします。
この時期だけがチュニス旧市街メディナの夜を楽しむことができる特別な期間です。

ラマダン2週間前、特に最終週の夜は非常に盛り上がる時期、夜の街に繰り出してみるのも良いかもしれません。

ラマダン時期は非常に宗教心が高まる時期でもありますが、日中食事をとらないこともあり、多くの人たちはいつもより起こりやすく、苛立ちやすくなる人も多いです。
町中ではいつもより多く、喧噪の声が聞こえてくるかもしれせん。
また、普段よりも車の運転も荒く、空腹により不注意となることも、トラブルを避けるために日中人前の食事は避け、十分に気を付けお過ごしください。

●ラマダン時期のチュニジア旅行の注意点
→日中の人前での飲食は避けましょう
→昼食の場所がホテルのレストラン等に限られます
→日没後の食事「イフタール」を楽しもう
→夜のチュニジアを観光しよう(特にラマダン後期、2週間目ぐらいから)

チュニジアのラマダンを是非楽しんでください!
ラマダン・マブルーク!