スタッフHが行く。チュニスのグランドモスク

アッサラーマ!
今回はチュニスのザイトゥーナ・モスクのご紹介を致します。
チュニジアにとって最も重要かつ神聖な宗教施設ですので、残念ながら今回は多くの写真を掲載できませんので、部分的にのみご案内します。

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まずモスク正面写真です。前の中庭は常に鳩の集いの場になっています。柱等はもともとカルタゴにあったものを転用されているようです。モスクの中庭は、金曜礼拝等で建物内に人員を収容できない場合、中庭に絨毯を敷いて礼拝することもあります。

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回廟を見ると、カイロの『イブン・トゥールーン』を思い起こします。イブン・トゥールーンほどの天井の高さはありませんし建築様式も異なりますが、伝統的なモスクは中庭を回廊が取り囲むようになっています。この点はケロアンのグランドモスクも同じです。異国情緒たっぷりです。
回廟の天井からつるされているランプも趣があります。

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モスクの入り口の上方は木型を組みいれています。

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建物内は「ござ」になっています。他のアラブ諸国の古い由緒あるモスク、例えばカイロの『フセイン・モスク』などはカーペットを敷き詰めていますし、大体モスクの建物内はカーペットです。しかしチュニジアのメディナ内のモスクは「ござ」を使用しているところが多く、ここも北アフリカのモスクを彷彿とさせる点です。部分的にカーペットを敷いているところもありますが、なかなか上質のものを使用していました。私の勝手な推測ですが、信者からモスクに寄進されたものかもしれません。
モスク内照明はシャンデリアを使用。正面奥に見えるのはミフラーブでメッカの方角を向いています。
グランドモスク内ではよくコーラン朗誦をグループで練習しています。ザイトゥーナ大学の学生が柱に寄りかかって、イスラム学を勉強している姿も見かけられます。
今後もチュニスメディナの魅力をブログにてご紹介してまいります。

ビッサラーマ!