アラビア語かフランス語か…はたまた

チュニジアの公用語は一応アラビア語、フランス語です
「大事な」書類なんかは必らずアラビア語とフランス語が用意されているもので、
例えば賃貸の契約書を大家とかわすとき、「あんたどっちにする?」と聞かれます。

フランス語がわかればフランス語の方が書類がしっかりしている場合が多いので、
多くの人はフランス語でものごとをすます模様。ただしわたしのように
フランス語ちんぷんかんぷん派の人はアラビア語に頼るしかない。
一方、会話はめっぽうチュニジア方言、チュニ語である場合がおおし。

熱心ムスリムやフランスによる植民地時代の苦い思いからフランスを嫌うチュニジア人も実は一定数いて、アラビア語を重視したがりますが、歴史をたどればアラビア語もまた、アラブ人の
侵攻によりもたらされた言語。なので本来は「ベルベル的なげんごをつかうべき」という
主張のひとも少なからずいらっしゃる。

さらにさらに、最近の若い人は本当に英語が上手で、アラ仏英トライリンガルはもはや当たり前の時代。

わたしは個人的に、もっとも日常で使われているチュニ語をもっと盛り上げていけばよい!!と思っていますが、オフィスにこんなのがありました。

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ベヒーム・ジュハー=ばかなジュハー
アラブで人気のとんち話、ジュハーおじさんの話がチュニ語で書かれている、

その横にはフランス語のチラシが、、、
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しかもアラビア語(チュニ語かな)を若干混ぜている。
広告類はフランス語ぷらすチュニ語をアルファベットで書いたりする完全なるちゃんぽんが主流かな。
これも一つの姿かな。
チュニジアの言語はどこへ向かうやら!!