エルジェム・コロッセウムでオーケストラコンサート
先日、グループでエルジェムにあります円形闘技場内で行われたコンサートへ行ってまいりました。
**終了いたしました**エルジェムフェスティバルツアー!!夜の円形闘技場でウィーナーオーケストラを鑑賞しよう!
世界遺産エルジェムの円形闘技場で毎年行われるエルジェム国際オーケストラフェスティバル。 7月16日土曜日、このエルジェムにオーストリアからウィーナーオーパンバルが…
エルジェムにありますコロッセオは世界遺産であり、実は世界一有名なローマのコロッセオよりも保存状態がよいといわれています。実はこのエルジェムという街、この闘技場以外は正直特に見所が・・・ない!といっても過言ではありません。さらには都市部から離れており、チュニスからはもちろん、スース、スファックス、ケロアンからもそれなりに距離があるので自家用車で頑張って運転しないとたどり着くことが出来ない不便な土地に存在します。
そんな魅力たっぷり?のエルジェムですが、その規模はすさまじいものです。毎年このように何度か屋外コンサートが開催されチュニジア中、世界中から人々が訪れます。今回のコンサートもその1つでした。
今回エルジェムへやってきた楽団は、ウィーナー・オーパン・バル・オーケストラでした。オーストリアはウィーンのオペラ楽団です。人数は一般的なオーケストラよりも若干少ないのですが、さすが音楽の都ウィーンで舞台演奏をするだけあり、文句ない楽曲でした。
コンサートは夜10時(!!)から。この時間ですとどこの都市部から向かっても交通渋滞がなく、また夏場でも暑くなく(むしろすずしく)ライトアップされたエルジェム闘技場そのものが素晴らしい芸術と化していました。
入念な荷物検査を通り、闘技場内へ。すごい人でした。
我々は地上椅子席でしたが上の石段席は下の10倍くらいの観客で満席でした。全体でおそらく1万人ほどいたのでは??
黒いわさわさしている影は観客です。とにかくたくさんいます。
内側はデザイナーによるライトアップで、各窓にキャンドルもともされていました。風になびかれちらちらと動く灯火はとても幻想的。生のオーケストラが身にしみます・・・
もちろんウィーンらしい楽曲(ヨハンシュトラウス多し!)がメインですが一曲チュニジアの歌謡曲のオーケストラ編曲版も演奏されていました。周りのチュニジア人は、おおおーっ!と盛り上がり、みな口ずさんでいましした。
また男女一人ずつオペラ歌手もきており素敵なドイツ語バラードが歌われました。もりだくさん。
フィナーレは美しき青きドナウ。冒頭部の演奏でみなさん、ああぁー!っと納得。
さらにアンコールではラデッキー行進曲!観客全員立って手拍子!指揮者は我々に向かって指揮をしてくれました。パフォーマンスすばらしい!!
コンサートの終わりは観客総立ちで拍手。皆さん大満足です。
コンサートが終了したのは12時過ぎ。しばらく私の頭の中で華やかな曲が流れ続けていました。。。
やっぱり生演奏はいいですね。
この歴史建造物と生演奏のコンビはこの時期だけ!遺跡見学よりも楽しめます。