ローカルニュース:Petrofacチュニジア撤退?!
今話題のニュースになっていますのは、Petrofacのチュニジア撤退騒ぎです。
賃金支払滞りなどの原因から、従業員らの座り込みが続いていた関係で、
総理大臣と大臣らで話し合いが行われ、政府側はPetrofac側の要求の9割に同意したが、
従業員らは政府の決定に合意せず、Petrofacの撤退手続きは既に始まったとのこと。
Petrofacはイギリスに拠点を持つ企業で、チュニジアのガスシェア13%を占めていました。
特にケルケナ島シェルギのガス田では生産の45%のシェアを持っているが、今年1月より
生産が中断していたとのことです。
英語記事がまとまっていてわかりやすいのでこちらどうぞ
アラビア語はこちら
チュニジアの失業率は、首都チュニス圏で15%ほど、国全体で20%ほどと言われますが、
こうして外資の企業が出て行ってしまうと、またさらに雇用は減り大変な痛手です。
賃金が払われないというのは、外国では良く起こりうる事態のようで、
友達や知り合いにも賃金の未払いで裁判中の人がいます。
私も以前そのような経験がありましたから、痛いほど気持ちが分かる。
働いているのに支払われない期間というのは想像以上に最悪で、
不安、怒り、仕事だけでなく生活にもやる気が出ない、様々な感情にとらわれます。
撤退が決まったのは仕方がないですが、今まで支払われていなかった賃金が
どうなるのかと考えると、回りの状況を見た限り数年は戦って、
それでも支払われないこともあるようなので、従業員らが心底気の毒になります。