チュ○スエアーのあれこれ

私ははじめてチュニジアに来たのが2012年、イギリスに滞在していた時でした。
太陽が出ないイギリスで、6月まで何ヶ月待っても暖かくならず、
完全にいらつきをおぼえ、
太陽を求めて、チュニジアに3週間滞在したのでした。
それでもって、また来ようと思って2年、2014年に再訪、
留学のつもりで来てずるずると延びて今に至るのです。

あのとき使ったのが、今でも忘れない、チュ○スエアー。
当時大変な円高で、ものすごく安く手に入ったチケットを持って、
うきうきで空港に行きました。

所定のゲートで待っていると、待てど暮らせど、出発の用意が進む様子がない
横にいたアフリカ開銀づとめのコートジボワール出身のおばちゃんに
どうなってんのでしょうと聞いたら、

「この会社はいつもそうだから」
と呆れ気味に言っていた。

待ち時間、何故か私の名前だけ呼ばれた。
カウンターに行くと、チュニジア人職員はなぜか、機嫌が悪い。。
「なんども呼んだのに。やっと来たよ」

といやみをぶつけてくる。
コートジボワールのおばちゃんと話が盛り上がって、気付かなかった、と告げたら
「そんな話べつに聞きたくないから。
ところで、あなたの席、グループが座りたいっていうから、変えてもいい?いい席に変えたから、いいでしょ。」

と、日本だったらクレームオンパレードになりそうな勝手振りである。

飛行機は、その後3時間か4時間遅れて出発、特に謝罪とかはなく、まぁアフリカだししょうがない的な
雰囲気が乗客の中にありました。
私の席は、翼の真横でいい席でも何でもなかった。

それ以来も私はチュ○スエアーを使ってチュニスとどこかを行ったりきたりしてますが、
毎度なんかしらあって、遅れたり、なんだり
レバノンに出たときは、パスポートに入国スタンプがなく(チュニスでパスポートなくしてここで更新した)
足止め食らった私、いつものように遅れてくれるチュ○スエアーのおかげで助かった。滑り込みでいけました。

アムステルダムから帰ってくるときは、1時間半前に空港に着くも、ボーダー厳しいし
空港広いしで1時間近くゲートの締め切りに遅刻
ところがこの日もなんだかかんだで遅れてセーフ

彼ら、英語の電話対応があるんですが、いつも同じ機嫌の悪いお兄ちゃん
なんでも電話で聞いたほうが早いチュニジアなので、わかんなくなったらいつも電話するんですが、
「お兄さん、ここはチケットサービスなんですが、そんなことを知りたくて電話したんですか」
と結構怒ってくる。
「いや、僕はわかんないですよそんなこと。ノーアイデア。だってチケットサービスですもん。分かってる?もう…」
といいつつ
「ちょっと待って。…サー、大丈夫、空港の両替は朝早くても空いてるって。」
と最終的には教えてくれるツンデレ。

こんなところがなんか憎めなく、消去法で結局チュ○スエアーに行き着くのでございます。
機内食だけは改善して欲しい、アテネやワルシャワに直行して欲しいなど、いろいろありますが、
全部ご愛嬌、といったところでしょうか。
チュ○スエアーに幸あれ