ランプづくりのお兄ちゃん

わたしの生活は夜メインでございまして、週の半分は朝ゆっくり、ゆっくり起きることができます。

いつも11時くらいに起きて、時間があったら、近くをさんぽ。

メディナに行くことも多いです。

 

ランプについてちょっと調べる必要があり、先週のさんぽではランプ屋をじろじろ見ていた。

見ていると商売人のお兄ちゃんが、「何がほしい?」と声をかけてきた。

何がほしいかはよくわかんないんだけど、ランプのこと詳しく知りたい。

そんな率直な意見をアピール。

 

そうすると若いおにいちゃんのAymenは、
近くに工房があるから来てみる?と提案してくれた。

売店から歩いてほんの5分のところに、Aymenの工房がありました。

工房で働くのはWajdi

どこにでもいそうな何気ないおにいさまですが、

話しながらも目を手から離さない。ちゃんと職人です。

火と材料だけがあり、とってもシンプル、悲しくなるくらいシンプルな工房ですが、

ここから出たものがみんなの明日のパンなるのです。

チュニジアの手工芸は詰めが大変甘いけど、こうしたところを見てしまうと一気に心の中で

価値が上がってしまいます。

そういうのは人間だからしょうがない。

 

メディナもすこし世代交代が進んでいるように思います。

若いお兄ちゃんの方が、時代感覚があっていてやりやすい印象。

昔からのおじちゃんは自分の商品についてなんだか把握してないことが多いですが(はちゃめちゃな値段、原産地不明)、

お兄ちゃんたちは値段からディテールからちゃんと伝えようとしてくれます。

ふっかけてこないし、これは手作り。これは機械。これは輸入、と全部はっきり教えてくれる。

おじちゃんたち、数ヶ国語であいさつを覚えるだけでなく、こういうのも重要ですよ~!