アフリカ系住民デモ
気分転換にブルギバ通りのCapitolでご飯をして、出たところで、
ちょうどシフト上がりの店員さんが話しかけてきた。
「今、そこの劇場前で、アフリカ人たちがデモをやっている。物騒だよな」
物騒な様子などあまりないけど、ちょっと興味がわいたので、いってみたらすごい人の数!
抗議デモの内容は、チュニジアでのアフリカ人に対する人種差別です。
12月24日、中心部ハビブ・サーメル通りで3人のコンゴ人が暴行を受けた事件があり、
それを受けて抗議デモが翌日である12月25日に行われたようです。
また、このデモはアフリカ人がレジデンスカードをなかなか取得できないという状況への抗議でも
あるとのこと。(実際は、アフリカ人に限らずレジデンスカードの取得はモロッコ人、タイ人、日本人、みんなにとって難しいんですが…)
チュニジア自体アフリカにあるにも関わらず、いわゆるブラックアフリカへの差別、偏見は強いです。
北アフリカは共通してそうなのでしょうか。
何人かブラックアフリカの知り合いがいますが、チュニジアに良いイメージを持っている人は少なく、
勉強が終わったら国に戻るか、ヨーロッパに渡りたいと言っている人がほとんど。
チュニス民は学校などでアフリカ系の学生と友達になることが多いですから、
仲間と思しきチュニジア人も多く抗議に参加していました。
私たちアジア人に対しても差別がないわけではないですが、
様子を見ていると、ブラックアフリカへの差別が最もきついです。
チュニジアの大都市出身の人は、チュニジア内でも田舎の人のことは差別する傾向にあります。
差別問題はどこの世界でも難しいですね。。