終電を逃す
チュニス市内はタクシーが24時間つかまるし、チュニスに近い大きい都市なら夕方18時半くらいまでなら、
どうにか、バスなりルアージュなり、チュニスへの帰り道があるものです。
今まで日帰り旅などにでて、あわやということはあったけれど、大体の場合は帰りたい日に帰ってこれていたのです。
新年の初詣はエルジェムの円形闘技場ということにし、闘技場を見た後は
思いのほか素晴らしかった美術館ではしゃぎすぎ、気付くと17時。
特に焦ることもなく、駅に向かって歩いていくと、ちょうど出て行った電車が見えた。
あ、次の電車はまた1、2時間後かなぁとか思いながら、円形闘技場がみわたせる
こ上がりはっけん!またはしゃぎながら写真をパシャ、パシャ。
17時半ごろ、どれどれ切符を買おうかな、で駅に向かうと、チケット売り場がしまっている。
はて?
守衛室があり行ってみると
「チュニス行きは本日もう終わりです。次は朝の3時」
朝の3時!!
寒い!!
エルジェムはいいところだけど何時間も過ごす面白さはなく、この時点で私は
スースに戻る決意を固め、ルアージュの駅に行ってみたら
「バスもルアージュももう終わり。北方面は全部なし。」
がーん。終わった。
しょぼぼ、新年いきなりがっくり、改装して綺麗な駅横のホテルJuliusのカフェにお邪魔した。
Juliusはスタッフにとっても熱心なマネジャー、優しいガードマンのおじちゃんがおり、
22時ごろカフェが閉まったので流石に悪いと思って駅で待とうと思ったけど、
二人がいいよー2時半までここにいって電車がきたら乗ればよい、とご好意いただき、
カフェのふかふかソファーでひたすら、9時間あまりすごさせてもらった。。
しかもお土産にみかんとりんごくれた。ほんと、優しいんだから…
3時から少し遅れての電車はこんな真夜中なのに中は完全満席。
これがまたどっかの国のお古の電車だから隙間だらけで、かばん置くところなんて
ほとんどバーが抜けてるし。
私はなんと席とりにあぶれた。悲しくも間のスペースに立つ
隙間風最悪、トイレのドアが閉まらず激臭、お古電車ならではの暗さ、窓もしまんない、
ドアは20cmあいてて危ない、ゆれる、激さむで震えながら、足踏みしながらやりすごす
そんなのがスースまで1時間…ほんと、なんでこんなところでこんな惨めな思いをしているのだろうと思った。
スースで降りた人が多くてどうにか座れた…
座ったら爆睡ですよ。2時間が一瞬にして過ぎました。
いつも締め切りに追われているかのごとくしゃべるチュニジア人たちもさすがに沈黙、くたくたのご様子です。
そんなこんなでチュニスに着いたのは早朝。
あの治安悪い感じの深夜の電車はおすすめできない、乗りたくない
ということだけはわかりました。
旅行もときに計画的でなければならないッ
5時までには移動を終えましょう