空っぽのケフ
タバルカ、アインドラハムと賑わいがすごかったので、前々からいい噂ばかり聞いていたル・ケフに、
多大な期待とともに向かいます。これまた別の旧スタッフが行っていますので、あわせて見てくださいね。
乗り換えスポットのジェンドゥーバは本当に、道、という感じでなんもなし。
一つだけホテルがありましたが止まることはまあ、ないでしょう。
ケフまでの道はうーん、すごい。一面の自然に圧倒されます。ぱっとしないケータイのカメラで必死に撮ります。
期待していた、ケフに到着。
結論から言うと、ケフは本当に暑い。多分そのせいか、街に人がいません。
夜になると流石に盛り上がってましたが、日中は空っぽな町と化す。
ここも歴史深い町ですが、実は一番の魅力は景色かなと思います。
メディナの一番上まで登ると、ブーマフローフ・モスクとカスバが見え、その先には一面の麦畑。
ケフ人は結構おしが強い感じがしました。
メディナで写真を撮ってたら、そこに座っていたお兄ちゃんに
「写真は3DTだぜ!」
といわれる。たかい。(あげない)
景色を見ていたら地元の農家のお兄ちゃんが勝手に色んな話を始めた。
フランス語を練習したい雰囲気だったので、私もフランス語、しゃべんなきゃ上達しないし、
コーヒーにお誘いしました。
こういう時間は旅行においてプライスレスですが、こういったおにいちゃんと話を弾ませるには
こちらのエンターテイメント性も問われる。チュニスっ子の用に共通の話題があまりないので
悪戦苦闘。暑くて疲れたのでお手上げで、彼をおいて、逃げるようにメディナに消える。
まだまだロバが現役です。
ちょうどカスバのふもとには、おじちゃんおばちゃんがやっている
「アーティスト風微妙カフェ」
がありますが、これはお勧めしません。おじちゃんもおばちゃんも変な方向に商魂すさまじく、
サンドイッチがほしいか?
私のつくった絨毯がみたいか?
とか、
子犬がいてかわいいので触っていたら、
「その子犬を買うか?買うか?」
としきりに聞いてきて、なんでもお金に換えてこようとしてくるじゃん…と感じ、なえ。
絨毯をひっぱりだしてきたところでおさらばしたら、とても不満そうな顔で見送られた…後味がわるい
おすすめはブーマフローフ・モスクふもとのカフェで、景色もいいしいい感じ。
私はこの日安ホテルに泊まりましたが、海などのないケフのような町では
少しお金を出してダール(雰囲気のあるホテル)に泊まるのが吉だと思いました。
レストランもいいのがあまりないので、ダールで3食付にして、1日の大半はダールで
くつろいで過ごすのがいいと思う。
ケフもSiccaジャズなどイベントが盛んなので、行く方も多いと思いますが、
ケフに泊まる際は事前にいいホテルを探しておきましょう。