クレープを想像してみて下さい。頭に浮かんだのはこんなのではないですか?
そうですよね。ふわふわの生クリームがもりもり、フルーツがわくわく、アイスやケーキまでついてきちゃって、最後にチョコレートソースかキャラメルソースがとろーりとかかっている・・・あぁ、たべたし。
しかーし、チュニジアのクレープは上に想像したようなものとは程遠いのであります。
いえ、味が悪いとか、そういう意味ではございません。形状が全く異なるのです。
日本の上の様な、あのフードコートに売っているくるくると丸まったかわいらしい食べ物とはちがいます。
生地が日本のものと比べて硬い。日本はホットケーキを薄い膜にしたようなやわらかい生地ですがチュニジアはもうちょっと固めです。
中身ですが日本と同様、甘い系と辛い系があります。
甘い系のおもなメニュー: チョコレート、はちみつ、アーモンドパウダーの追加も可能
辛い系のおもなメニュー: ハリッサ・ツナ・チーズ、卵やハムの追加も可能
えっ、これだけ??チョコレートって果物とかクリームは入ってないの??・・・入ってないです。生地の中にチョコレート、あるいチーズなどを入れて包まれて鉄板で焼かれます。ぺったんこ。
しかし、侮ることなかれ。美食家もうなるほど美味である。
日本でクレープは割りとデザートですが、チュニジアのものは昼食になるほど重いです。結構フルーツミックスジュース(こちらもカフェや軽食屋さんで手作りのものが買えます。)とあわせるとなかなかヘビーです。ゆえにおごはんになります。
大体クレープ一個2.5ディナールから5ディナールくらいで食べれます。もちろんカフェのランクやトッピングによって値段は変わりますが、大衆カフェやジューススタンドではこのくらいの値段で食べれちゃいます。
そういえばチュニジアは元フランス領でしたのでおそらくこのクレープも本場フランスの影響を受けているかと思われます。ゆえにシンプルイズザベスト。ファストフードや高級レストランの食事に飽きてきたアナタ、ご賞味あれ!