デーツシードコーヒー
ナツメヤシの実は、最近日本でもちらほらと見かけるようになりましたね。中近東アフリカに旅行経験のあるかたや、アラビア語を学習している人の中では、デーツやデグラという名前とともに認識が定着していると思います。
栄養価も高くておいしいデーツですが、いかんせん見た目がどす黒い茶色で、干してあるのでしなびており、見た目的に日本人受けしないな…という感じです。母親にお土産で持ってったら、ゲッ何これ、とか言われた。
成城○井にチュニジアのデーツも実は置かれているのですが、すみっこにひっそり追いやられていた・・・
こんな理由から、私は日本で売れるべきデーツは、デーツの加工食品なのではないか?と考えています。
デーツを細かく砕いたシュガーや、煮出したシロップなどが日本で流通しています。これは売れてもいいよな!
チュニスであった小さな展示会で、新たな加工食品を見つけました。なんと、デーツの種で作ったコーヒー!
デーツの種はラグビーボール型で、1cm強はある大きいものです。何のことはなく捨てるのですが、
このおじちゃんはそこに目をつけたんですね。焙煎して挽き、コーヒー風にアレンジ。
トルココーヒー版と、フィルターコーヒー版があります。一応どっちも買ってみました。
昨晩フィルターコーヒーを試しました。右側の赤パッケージです。結構、パッケージングもしっかり。
いつもコーヒーを淹れる容量で、単純に淹れる。
完成!ミルクコーヒーにしました。
お味のほうは、結構ちゃんと、コーヒーです!
苦味、酸味が少々あり、香りはあまりたたないでしょうか。かなり普通にすっきり飲めてしまう感じです。
違和感全くなし。
チュニジアで主流の代用コーヒー、チコリのコーヒーは、キャラメルのような香りがたって美味ですが、
別の飲み物感があります。
デーツの種コーヒーはむしろ普段使いに最適かも。
フィルターコーヒー版の場合、若干のカフェインが含まれますが、かなり押さえられている。トルココーヒー版はノンカフェインだそう。
ググって見たらそれなりに海外でも話題になっているようですね。日本でも受けるでしょうか?注目です。